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2013/02/26

水と遊び・水を知り・水に習う (43)

「びっくり水」という言葉をご存知ですか?
料理をする時、水分が必要とか、
温度を少し下げる時にする差し水をそう呼ぶのだそうです。
そのように面白い水が他にもあります。
「水くさい」「水いらず」「さそい水」「水あかり」
日本人は水を食べる民族です。
なぜならご飯はお米60%水分40%で、水を食べていますが、
西洋ではパン食で焼いて水分を飛ばして粉を食べている、
粉食民族と言えます。
だからご飯には美味しい水が大切なのです。
日本酒はその土地の水を生かして味をつくります。
だから水を味わうと言う感じですが、ウイスキーはアルコールの味をつくっているように思います。
下戸の感覚ですが・・・
写真:水と光の戯れ


2013/02/23

水と遊び・水を知り・水に習う (42)

春は黄色の花が目立って咲きます。
まずはまんずさくというところでマンサクの黄色。
次にどの枝も三つに枝分かれる三椏のかすかな黄色。
ろうそくのろうを塗ったような蝋梅のとろける黄色。
雪の下から顔をのぞかせドキッとさせる黄緑色の蕗のとう。
日向に群生して黄金色に咲き誇る福寿草。
花弁が「春だよー」と告げているような水仙の黄色。
春の香をいっぱい連れて咲くフリージアの濃い黄色。
そして絶対的な春の花、畑一面の菜の花の黄色。と次々に黄色が大地に喜びと、新鮮ないのちの輝きを見せてくれます。黄色の色は幸せの色。
写真は昨年の水仙です


2013/02/19

水と遊び・水を知り・水に習う (41)

先日ロシアに隕石が落ちた。水の惑星によーこそ!
その事実は私にとって衝撃的な出来事として心に残った。
なぜなら、ダイアモンドビジネスを始めた頃にツングースクの爆発の事を知った。
その記録では隕石ではなく、彗星の衝突となっていた記憶がある。
そして私にとって衝撃的なニュースは衝突でできたクレーターの後から数個のダイアモンドが見つかったと言う記事だった。
ダイアモンドが異常な圧力と高温によって生まれる(一般的な生成は地球の深部で高温・高圧による)事実を地表で確認できたのでした。
ダイアモンドの誕生はそれほどまでの要因が必用であること。
それゆえに地球上で最も硬く、永遠の存在である。
今回の調査でどんな新しい発見があるのか興味津々だが、
一方で恐竜が絶滅するほどの現象につながる要素を現実に体感させられた出来事だった。

*ツングースクの大爆発で検索すると面白いよ!!


2013/02/16

水と遊び・水を知り・水に習う (40)

天候が乱れているのは春への誘い。

この時期ほっこりした黒土の中から、
鮮やかな黄色をのぞかせている花がある。
この黄色は特別に金色に近くドキッとさせられる。
咲き出した梅の木の根元にもよく見られる福寿草である。
名前から春にふさわしい花であるが、習性からしてこの時期にふさわしい。
細かく分かれた花びらがパラボナアンテナのように膨らんで開閉して、
気温変化に敏感に対応している。陽が照ったら開き、
雲って空気が冷えるとすぐ閉じる、そうして花芯の温度を守っている。
まさにこの時期の温度変化に適応しながら命を生かしている。
自然界はそれぞれがしたたかに生きている。


2013/02/12

水と遊び・水を知り・水に習う (39)

光が輝き、鳥がさえずり、新芽が膨らみだしたこの頃、
木々の勢いがきわだって見える。

幹も枝も何故か、一回り太く見え、
木にエネルギーが満ち溢れているように見える。
木も冬の間は活発な成長作用を避けているのだろう。

大気が熱せられ、暖かくなってくると、
ゆるくなった大地から枯葉を経て蓄えた養分たっぷりの水分を吸い上げているのだろうと想像できる。
そして数ヶ月後満開の花をつけると、枝か横に張る。
そのように木は季節を生きている。
今この時期、天に向って高く伸びる木を見てみよう。

写真:朝陽に輝く雑木林

2013/02/09

水と遊び・水を知り・水に習う (38)

立春を迎えた。新しい風が吹き、新鮮なエネルギーが流れ始めた。
自然界の混然としていたさまざまな力が一体になり漂い、
動き、流れ総体的な力となる。
凍りついていた池の氷が解け、波紋をつけている。
梅の木のかすかな香が膨らんだ蕾からもれている。
春一番の風が大陸の埃まで運んでくる。
日向の土手を「おおいぬのふぐり」が青い色で覆っている。(可憐な花に似つかわしくない名前はどこから来たのだろう?)
三寒四温を繰りかえしながら季節が巡っていく。
「時の流れ」が見えるこの頃ですね。
もうすぐ春ですね・・・の歌声が聞こえてきます。
春よ来い、早く来い・・・


2013/02/05

水と遊び・水を知り・水に習う (37)

ルーブルでの外国人が流水紋を見ての感想をもう少し紹介しよう。

「あなたのテクニックによって、新しい世界が紹介されました。シンプルで無限なもの。心身共に虜です。」

「ミステリーで、魔法にかかったように、私達をとりこにしてしまいました。」

「このテクニックは美と豊かさをいかんなく表現しています。「水と墨だけでこのような美を表現するとは・・・」

「ブラボー!世界で初めての作品とテクニック」

「大自然の息吹が聞こえてきました。」

「流れいく時と会話しました。」

「パリジャンはあなたの表現にノックアウトです。」

チョッと自慢ぽい紹介になりましたが、
見た人達の心の内を覗き見しているようで楽しくなります。


2013/02/02

水と遊び・水を知り・水に習う (36)

ルーブル美術館での展覧会で来場者に作品のコメントを書いてもらいました。その記述を読んでいて、改めて励まされる言葉にたくさん出会います。

「このはかなく美しい時の流れを水の流れに例えて表現されたことに感動しました。」

「詩を思い起こさせる画に出会い感激です。」

「ただただ美しい、素晴らしい」

「生命と水とアーティストのコラボレーションに力をもらいました。」

「すばらしい。感動で涙が止まりませんでした。」

作品に素直な気持ちで向き合う姿勢を持っていて、
そこから生まれ出てくる感性にまかせる。
だから、このようなストレートな表現が出来るのだろう。
そのような姿勢を保ちたいものです。