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2014/09/07

水が流れて(1)

8月23日から29日迄の展覧会「水の国日本」は連日多くの人達がお越しくださって、楽しい日々でした。
四年前の三鷹での展覧会と比べると、よくぞここまで成長したものだと感慨深いものがある。
一つは作品が会を重ねる毎に成長していることが明らかである。
人から観られて、想いを込められて、品格が備わってくるようで、
まるで作品が生きものの感さえある。

ある人がこう言った。「流水紋は水の流れを瞬間的に止めたのだが、紙の上で流れていますね」と、、、確かに流れている。
私は振り返った時に墨が流れて、白紙になっているのではと、不安になることは日常的にある。

展覧会中は朝必ずやることがある。作品一つ一つに向き合って声をかけ、対話をする。
おはよう、元気か、今日も明るくな、いいね、きれいだよ、等等である。そうすると作品が目を覚まして、輝きだします。