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2013/02/02

水と遊び・水を知り・水に習う (36)

ルーブル美術館での展覧会で来場者に作品のコメントを書いてもらいました。その記述を読んでいて、改めて励まされる言葉にたくさん出会います。

「このはかなく美しい時の流れを水の流れに例えて表現されたことに感動しました。」

「詩を思い起こさせる画に出会い感激です。」

「ただただ美しい、素晴らしい」

「生命と水とアーティストのコラボレーションに力をもらいました。」

「すばらしい。感動で涙が止まりませんでした。」

作品に素直な気持ちで向き合う姿勢を持っていて、
そこから生まれ出てくる感性にまかせる。
だから、このようなストレートな表現が出来るのだろう。
そのような姿勢を保ちたいものです。



2013/01/29

水と遊び・水を知り・水に習う (35)

今の時期を大寒と呼び、一年で一番寒い時ですが、
この頃から大気が移動して温度変化が顕著になります。
即ち春への準備段階に入ったことの現れです。
その状態を捉えて「春隣」という季語があります。
なんと憎い表現でしょう!!!
春がもう隣の軒下に来ていますようと、呼びかけているようです。
日本人の感性の鋭さを感じさせてくれる表現ですね。
そんな気分にさせてくれるいま、一日一日の気温と太陽の熱と水のぬくもりを感じて過ごしたいこの頃です。

写真:土ゆるむ路


2013/01/26

水と遊び・水を知り・水に習う (34)

水は天と地に溢れている。
しかしそれだけの水が地球の秩序を支えているわけで、
決して多いわけではない。
南方に行く飛行機に乗って窓から下の地形を見ていると、
雲のかたまりから水を撒いているような景色をよく見ることがある。
それが雨で、わりと低い雲から雨が降っていることがわかる。
あの雨で乾いた大地にいる命がどれだけ生き返ったのだろうと思うと雨って有り難いなと思ったことがたびたびある。
即ち、天と地はいたるところで乱交しているのである。
毎日大地にへばりついて生きていると、
天上の事を気にすることがほとんどない。
上空の空と雲と太陽の恩恵を思わずして生きているのがすまなく思える。
「天と地の間で生かされている自分」を実感してみよう。何かが見えてくる。

2013/01/23

水と遊び・水を知り・水に習う (33)

流水紋を見ていると、さまざまなことが思い浮かんでくる。
それは物体であったり、状態であったり、私の想いであったりするのだが、
それを思いおこさせている元は水なんだと思えば不思議でたまらなくなってしまう。水が単純に斜面を流れ落ちる様を和紙に吸い取っただけの形が、見る人にさまざまな想念を湧きたてる。

そのようなことが起きるということは、見る人の過去の記憶が水のスクリーンとして埋蔵されているのだろうかと思える。
キリスト教の牧師が作品を見てこれは旧約聖書の中に書かれているあのシーンだねと言ったりすると私には頭が混乱してくる。
水は35年間この地球で起きた出来事を水の中にたたみこんでいるという。
それと、人の記憶が流水紋の中で出会う。不思議な出来事だね。
この作品からあなたは何を発見しますか?


2013/01/19

水と遊び・水を知り・水に習う (32)

あちこちに雪が解けきれず氷となって残っています。
そこにだけいろんな鳥が集まって何か餌をつまんでいます。
鳩も雀も日向には一匹もいません。
氷の中に何かおいしいものが集まっているのかと思いよく見てもわかりません。氷をついばんでいるようです。

思い出したことがあります。
雪解け水はエネルギーが強いと言う言葉です。
そういえば氷山の下はプランクトンの宝庫で、
魚が集まってくる場所として知られています。
大雪の年は農産物が豊かに実り、乳牛も、鶏卵も生産が豊富になります。
それは雪解け水の力なのです。

雪解け水と普通の水との違いは水の構造が違っていて、
雪解け水が生理活性の働きが強いと言うことです。
同じ水ではないのですね。
但し、雪解け水も5日を過ぎると普通の水の構造に戻り、
生理活性の働きは弱くなるそうです。
鳥達もそれを本能で知っているのでしょう。