HP


HP    Profile    Information    Gallery

2013/06/25

水と遊び・水を知り・水に習う (77)

今朝、散歩の途中で「ナツツバキ」の白い花を見た。
この花は珍しい。花びらが繊細で透き通るように薄い、
特に濡れていると、シルクのようで思わず触りたくなる。

平家物語の語りの部分に登場する「沙羅双樹の花の色」で有名である。
花びらが一枚一枚散るのでなく、花一個ごとポトと落ちるので、
寂しさ哀れさを感じる。
また、そういう意味において茶花に使われることが多い。
赤い椿もこの沙羅双樹も濃い葉っぱの緑と相まって茶室に似合いそうである。
梅雨の時期に是非見たい花である。