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2013/06/01

水と遊び・水を知り・水に習う (70)

この梅雨の時期が水を知る上で一番いい。
まず自然の景色はグレーがかって見える。
晴れた時の草花の色と湿度の多い時の色合いが違う。
それは日常見ている景色も空気中の水を通してみているのです。
日本は湿度が高い国だからグレーを基調にした色を好む傾向にある。
それとは反対の南の国、すなわち赤道に近い国は空気が乾燥しているので物そのものが持っている色を直接見ているわけで、
したがって原色を好む傾向にある。
そのような日常感じることが国民性に大きく影響している。
宝石においても、ルビーの濃い赤色は産地の南国では好まれるが、
日本では暗すぎるので、ピンクがかった色が好まれるように・・・
湿度が景色の感じ方に影響し、生活の仕方、文化にまで関わっていることは面白い。
この梅雨時、そのような視点で物を見てみよう。
写真は時間をかけた、「水と苔」